資金繰り表の基本的な考え方

1 資金繰表は、毎日、毎週、毎月の現金預金(現金等)の収支を対比させて、現金  等に過不足が生じないかどうかを判断する表である。

  現金等の出入りですから、当然最後の帳尻は合っていなければならない。

  現状の資金繰表から、この帳尻の合い方、つまりどのようにして帳尻が合っているのか、営業収入と営業支出の均衡がとれているか、均衡がとれていなければ、「ど
  こで」帳尻を合わせているのか、「外部資金」の導入(借入れ、増資等)か、内部調達(預金取崩し、営業努力、資産売却、身内の援助等)か、などを分析する。

  そして、各末日の現金等に余裕があるか

2 資金繰表は、会社の取引のうち、現金等の出入りに関係のある取引を抽出して作成しなければならず、また、表自体は計算のかたまりである。
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kkk縦横計、累計、差し引き等の計算、別の付属表を作成して参考にしたり、当日、当月、その先まで計算しなければならない。パソコンの表計算を使わないと苦しい。パソコンに資kkk金繰表の  フォームを計算式を含めて作成しておき、データの入力を行えば、何か月先までのシ ミュレーションも可能となる。また、いくつかの要因に基づいて、対策を立てると  k き、何通りものパターンを作成することもパソコンを使えば簡単にできる。

3 収入面のチェック

・ 営業収入が、損益計算書の売上高の増減とくらべてどうか

・ 営業収入の各項目の構成割合がどう変化しているか

・ 営業収入と、売上高、売上債権の各残高との整合性はとれているか

     営業収入=売上債権期首残高+売上高−売上債権期末残高

・ 受取手形の手持ちに余裕があるか

     手持手形取立+手形割引

        =受取手形期首残高+受取手形収受高−受取手形期末残高

4 支出面のチェック

・ 営業支出は、買掛金等仕入支出が損益計算書の仕入高の増減と比べてどうか

・ 営業支出の各項目の構成割合がどう変化しているか

・ 営業支出と、仕入高・買入債務の各残高との整合性がとれているか

     営業支出=買入債務期首残高+仕入高−買入債務期末残高

・ 手形決済の状況

     支手決済=支手期首残高+支手発行高−支手期末残高

・ 諸費用の推移はどうか

5 資金繰りの修正

  現状の資金繰状況を分析したら、収支のバランスを見て、収支が不均衡であったり、帳尻合わせをどこでやっていたのか、つまり、修正すべき点はどこかを見つける。

  それは、収入面か、支出面か、自社のみで修正可能か、他社あるいは金融機関の協力が必要か

  資金繰表の結果に対する原因を追求し、何がよくて何が悪いのかを判断して、よりよい方向へ向かわせるにはどうすればよいか

  資金繰表は、短期的だけではなく、資金の収支を長期に見ることが大事であり、1ヶ月だけとか、3ヶ月だけではなく、基本的には12ヶ月は作成したい。つまり、
資金繰表の作成には、事業計画の作成が欠かせない。事業計画書と対比しながら、検討を加えて資金繰表を完成させることが大事なことである。